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phpCollabによるプロジェクト管理

第1回 phpCollabのインストール

はじめに


PHP、MySQLをベースにしたオープンソースのプロジェクトマネージメントツールであるphpCollabのインストールについて解説します。最新のphpCollab 2.5rc3をインストールします。最新のphpCollab 2.5rc3は日本語に対応はしていますが、不十分な部分もあるようです。これについては、別途解説します。また、筆者の都合で申し訳ありませんが、MacOS Xへのインストールについての解説となります。

サーバ環境の準備


筆者がphpCollab 2.5rc3をインストールするMacOS Xのバージョンは10.4.5です。phpCollabを使用するためには、Apache、PHP、MySQLが必要になります。Apacheについてはバージョン1.3.33、がデフォルトでインストールされているためこれを使用することにしました。

PHPについてはバージョン4.3.11がデフォルトでインストールされているのですが、GDライブラリのサポートが有効になっていないので、phpCollabのガントチャート作成機能が使用できません。Marc LiyanageのWebサイト(http://www.entropy.ch/home/welcome.php)からMacOS 10.4用PHPをダウンロードしてインストールしました。ダウンロードしたPHPのバージョンは4.3.11です(最新版は5.1.2ですが、phpCollabの動作実績はないようですのでこれをインストールすることにしました)。

ディスクイメージ(Entropy-PHP-4.3.11-1.dmg)をマウントして、以下のパッケージをインストールしてください。/usr/local/php以下にインストールされます。

  • PHP-4.3.11.pkg

MySQLについては、デフォルトではインストールされていません。MySQLのWebサイト(http://www.mysql.com/)からMacOS X 10.4用のパッケージをダウンロードしてインストールしました。ダウンロードしたMySQLのバージョンは4.1.18です(最新版は5.0ですが、phpCollabの動作実績があるのか分からなかったためこれをインストールすることにしました)。また、Standard、Max、Debugと3種類のパッケージが用意されていますが、Standardでよいと思います。

ディスクイメージ(mysql-standard-4.1.18-apple-darwin8.2.0-powerpc.dmg)をマウントして、以下の2つのパッケージをインストールしてください。

  • mysql-standard-4.1.18-apple-darwin8.2.0-powerpc.pkg
  • MySQLStartupitem.pkg

インストール後に、/usr/local/mysql/support-files/my-medium.cnfをコピーし、/etc/my.cnfを作成してください。

以上で必要なソフトウェアのインストールは完了です。

PHPの設定


phpCollabはUTF-8での動作を前提とするようなので、PHPの設定ファイル/usr/local/php/lib/php.iniを以下のとおり修正します。

default_charset = "UTF-8"           ; デフォルトcharsetをUTF-8に設定
mbstring.language = Japanese        ; デフォルト言語を日本語に設定
mbstring.internal_encoding = UTF-8  ; 内部エンコーディングをUTF-8に設定
mbstring.http_input = auto          ; "ASCII,JIS,UTF-8,EUC-JP,SJIS"に設定
mbstring.http_output = pass         ; 変換しない
mbstring.encoding_translation = On  ; HTTP入力エンコーディング変換を有効にする
mbstring.detect_order = auto        ; "ASCII,JIS,UTF-8,EUC-JP,SJIS"に設定
mbstring.substitute_character = none; 文字列を出力しない

なお、デフォルトでインストールされているバージョン4.3.11を使用する場合は、/etc/php.ini.defaultをコピーし/etc/php.iniを作成し、これを修正してください。注意点として、インストールしたMySQLはソケットファイルとして/tmp/mysql.sockを作成しますが、デフォルトでインストールされているバージョン4.3.11はデフォルトでは
/var/mysql/mysql.sockを参照するようになっている点があります。このためPHPからMySQLへアクセスできません。

以下のようになっていると思います。

mysql.default_socket =

これを以下のように修正してください。

mysql.default_socket = /tmp/mysql.sock

これはMacOS Xのバージョン10.4.4以降でPHPのビルド時のオプションが変更されたのが原因のようです。確認はしていませんが、以前のバージョンではこの修正は必要ないと思います。

Apacheの設定


Apacheの設定については、PHPを使用できるようにするためにmod_php4を有効にするだけです。

以下のようになっていると思います。

#LoadModule php4_module        libexec/httpd/libphp4.so
#AddModule mod_php4.c

これを以下のように修正してください。

LoadModule php4_module        /usr/local/php/libphp4.so
AddModule mod_php4.c

また、Marc LiyanageのWebサイトのパッケージをインストールした場合は、以下の設定が追加されますが、この設定は必要ないためコメントアウトしました。

# begin entropy.ch PHP module activation
Include /usr/local/php/httpd.conf.php
# end entropy.ch PHP module activation

# begin entropy.ch PHP module activation
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps
DirectoryIndex index.html index.php
# end entropy.ch PHP module activation

以上で、Apacheについての設定は完了です。以下のようにしてApacheを再起動してください。

$ sudo apachectl restart

Apacheを再起動したら、PHPが使用できることを確認します。以下の内容のファイル(ここではtest.phpとします)を用意してください。

<? phpinfo() ?>

これをドキュメントルート(デフォルトでは/Library/WebServer/Documents)にコピーし、ブラウザのアドレス欄に「http://サーバローカルIPアドレス/test.php」と入力してください。図1のようにインストールされているPHPに関する情報が表示されると思います(なお、図1はデフォルトでインストールされているバージョン4.3.11の場合の例です)。

図1:PHP情報ページ

MySQLの設定


XOOPSの場合と同様に、phpCollab用のユーザ、およびデータベースを作成します。特権ユーザrootのパスワード設定、匿名ユーザの削除は事前に行っておいてください。

phpCollab用のデータベースphpcollabを新規に作ります。また、phpCollab用に、MySQLの新規ユーザphpcollabを作り、ユーザphpcollabにデータベースphpcollabの権限を設定します(データベース名、ユーザ名共にも何でもかまいませんが、ここではphpcollab、phpcollabとしています)。

# mysql -u root -p
Enter password: パスワード
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or /g.
Your MySQL connection id is 1560 to server version: 4.1.18

Type 'help;' or '/h' for help. Type '/c' to clear the buffer.

mysql> create database phpcollab;
mysql> grant all on phpcollab.* to phpcollab@localhost identified by 'パスワード';
mysql> flush privileges;
mysql> exit

ユーザphpcollabを使って、MySQLに接続してみます(データベースphpcollabにtestテーブルを作成し、削除します)。下記の操作ができればMySQLの設定は完了です。

# mysql -u phpcollab -p
Enter password: パスワード
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or /g.
Your MySQL connection id is 1560 to server version: 4.1.18

Type 'help;' or '/h' for help. Type '/c' to clear the buffer.

mysql> use phpcollab;
mysql> create table test ( test_field text );
mysql> drop table test;
mysql> exit

phpCollabのインストール


phpCollabのWebサイト(http://www.php-collab.org/)からphpCollabのパッケージをダウンロードしてください。執筆時点での最新版は、2.5rc3です。

phpCollabのパッケージを展開し、すべてのディレクトリやファイルを、 Apacheのドキュメントルート以下にコピーします。

$ sudo tar zxf phpcollab-2.5-rc3.tar.gz
$ sudo cp -r phpcollab-2.5 /Library/WebServer/Documents/phpCollab

次に、includes/settings_blank.phpをincludes/settings.phpにリネームし、アクセス権限を変更します。

$ cd /Library/WebServer/Documents/phpCollab/includes
$ sudo mv settings_blank.php settings.php
$ sudo chmod 777 settings.php

以上で準備は完了です。ブラウザのアドレス欄に「http://サーバローカルIPアドレス
/phpCollab/installation/setup.php」と入力すると、自動的にインストールウィザードが開始されます。ライセンス情報が表示されるので、画面下部の「Step2」をクリックすると、図2のような「Setting」画面になります。

図2:インストール設定ページ

データベース、およびデータベースユーザは先に作成したものを指定してください。後はphpCollabのAdminパスワードを入力してください。その他についてはデフォルトで問題ないと思います。入力が完了したら画面下部の「Save」ボタンを押下してください。

特に問題がなければ、図3のような画面になると思うので、「Please log in」をクリックしてください。図4のような「ログイン」画面になります。

図3:インストール完了ページ

図4:ログインページ

最後にinstallation/setup.phpを削除しておきましょう。以上でインストールは完了です。

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